夏のエアコン作動時同様、冬はバッテリーの調子が悪くなる季節。古いバッテリーの話と思いきや、最新のバッテリーによく聞かれる突然死のお話。
パナソニックの最新技術を結集した高品質カオスバッテリーでさえ、ある日突然襲ってくる現象を調べてみました。
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トラブルは突然やって来る
例えば、一週間振りにクルマのドアを開けようとキーのボタンを押すと反応がない、今朝乗ってきたクルマの運転席に座りスタートボタンを押すもセルが回らない、そんなことが最近のバッテリーでも起こっているそうです。
この現象、今の高性能なバッテリーは、寿命限界まで初期の性能を維持しようとするために起こるものと考えられます。また、内部破損によっても突然動かなくなることがあるようです。
突然死を避ける、その対応策は?
購入したカオスバッテリーの保証期間が36ヶ月なら、寿命が3年後くらいと心得ておいた方が無難でしょう。クルマの使用頻度によっては、バッテリーが力尽きるその時が短くなった長くなったりします。
それゆえに日頃の点検も重要になりますので、定期的に購入店かディーラーにチェックしてもらいましょう。信頼できるショップやディーラーなら点検と同時に的確なアドバイスをしてくれます。
そろそろ替え時かなと感じたり、夏や冬が来る前に突然死対策として新しいカオスバッテリーへ交換するのも、いざという時に安心です。
突然死の原因を探ってみた
昔のバッテリーは構造上、ゆっくりと劣化が進むタイプだったので、寒い朝にエンジンを掛けようとするとセルの回り方が弱々しかったり、夜にライトを付けるとインパネ周りの明るさが足りなくなったりして、その予兆を示してくれたものです。
パナソニックのカオスをはじめとする高性能バッテリーは、ギリギリまで力を出し切ろうとするため、いきなりストンと終わりの時を迎えるようです。
最近のクルマは、電子制御が当たり前になり、パワーウィンドウや電動ドアミラー&スライドドア、トランクの開閉等も自動で行うタイプも出て来てバッテリーへ掛かる負担も多くなっています。
エコカーの代名詞になっているアイドリングストップも、結果的にバッテリーの充電時間を奪ってしまっていて、信号待ちや停車時の効果的な充電の妨げになっています。
見逃せないのが後付けのアクセサリー群です。空気清浄機などの快適グッズが更にバッテリーに負荷を与えます。その中でも昨年辺りから急増していると思われるドライブレコーダー。
あおり運転対策として前後2台のカメラ装着が標準となってきています。加えて駐車中の監視機能は注意したい点で、待機電力の消費はバカになりません。バッテリー電力減少をモニターして、一定の値になると監視機能をストップしてバッテリー上がりを防ぐドライブレコーダーもあるようですが、一度バッテリー上がりになったら、バッテリー自体の弱体化は避けられません。
カオスバッテリーの購入・交換時には注意点があります
ハイブリッド車・アイドリングストップ車には専用バッテリーを搭載しており一般的なバッテリーは適合しません。
そのため、パナソニックカオスでは、それぞれのクルマに適したバッテリーが用意されています。カー用品ショップやディーラーでお任せの場合は大丈夫だと思いますが、それ以外で購入、交換の際には気を付けて下さい。
ご自身で交換される場合は、自己責任でお願いします。
最後に
バッテリーの突然死や劣化を防ぐためにも、週末しか乗らない方やちょい乗りが多い方は、長めに運転してバッテリーへの充電を行ってあげましょう。
色々と後付けアクセサリーも増えてバッテリーが心配だなと思われる方は、大容量のバッテリーへ交換するのも、備えあれば憂いなしだと思います。
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もしもの時の為に、ブースターをクルマに載せておくのも良いかもしれません。内部の電極が壊れたとかで復活しないこともあるかもですが、単なるバッテリー上がりなら対処可能かも。
また自分のクルマのみならず、ご家族やご友人、知人のバッテリートラブルの助けになるときも来るかもしれません。